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本店限定2021年11月サンクス・ケーキ「秋うらら」

毎月10日はラ・テール洋菓子店のサンクス・ケーキの日

ラ・テール洋菓子店の開店記念日は1998年5月。その初心を忘れないために、毎月10日をお客様感謝の日(サンクス・デー)として、その日にしか出ない「サンクスケーキ」を毎月一品開発し、ご予約のお客さまにだけにお渡ししています。この日だけのケーキですが、素材の産地を厳選し、通常のお菓子と同じように開発、準備をしてでき上がったものをご用意。数量も限定させていただいています。 サンクス・ケーキには毎年、年間を通じてのテーマがあります。たとえば、「ロールケーキ」の年もありましたし、「チョコレート」「シュー生地」がテーマの年もありました。

2021年のサンクス・デーのケーキのテーマは、ラ・テールの職人たちが、「今までに出会ったおいしいお菓子」。 担当者の人生観を変えるようなお菓子との出会いとストーリーを、今の自分が表現し、一期一会のケーキに仕立てます。


11月サンクス・ケーキ Vol.275

「秋うらら」


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大切な素材を大好きなケーキに

今回の担当は、ベテランパティシエールのバクサ裕子。品種によって異なりますが、11月は林檎が旬を迎えます。林檎の国内生産量日本一の青森県出身のバクサは、青森県のおいしい林檎をサンクス・ケーキの素材に選びました。
日本とドイツのホテルでパティシエールの経験を積み、その中で出会った大好きな林檎のケーキ「タルト・タタン」。タルト・タタンは、レストランやカフェのデザートのイメージが強く「パイに乗せたタタンにバニラアイス」がテッパンのデザートとのことです。サンクス・ケーキをつくるにあたって、パイでは食感が損なわれてしまうので、佐賀県産嬉野紅茶を使ったパウンドケーキにアレンジしました。こうすることで、タタンのキャラメルと林檎の果汁が相まったソースがパウンドケーキに馴染み、一体感が生まれます。
バニラ香るカスタードクリームを合せた生クリームを添えて、ご用意いたしました。ぜひ絡ませてお召し上がりください。


タルト・タタンとは
タルト・タタンがつくられたのは、19世紀後半のフランスのホテル「タタン」。ホテルを経営する姉妹が、アップルパイをつくろうとしたところ、林檎を火に長くかけてしまいました。失敗を何とか取り返そうとパイ生地を上にのせ、オーブンに入れて焼き上げてみると、ホテルに出せるようなデザートに仕上がっていたことが、タルト・タタンの始まりと言われています。
タルト・タタンは、火の入れ方が難しいケーキです。今回のサンクス・ケーキも焼き具合など確認しながらオーブンに2時間半、じっくりと見守ります。


2種の青森県産林檎
日本一の林檎の生産量の青森県。開発担当のバクサの出身地でもある五所川原市より新品種の林檎が届きました。レッドキューと名付けられたその林檎は、青森県五所川原市生まれの果皮だけでなく果肉も赤い「赤~い林檎 御所川原」と美しい黄金色の林檎「金星(きんせい)」から生まれた新品種。やや酸味が強く、お菓子に仕立てると味わいのアクセントになります。果肉が柔らかく、加熱するととろけてしまうので、今回は紅玉りんごと一緒にタルト・タタンに仕立てました。
紅玉りんごは、果肉がしっかりしていて、酸味の強い林檎。レッドキューと供にタタンに仕上げることで、2種類の林檎の異なる食感を味わうことができ、より凝縮した林檎の香りとおいしさをお楽しみいただけます。

(開発担当:バクサ裕子)

本店限定2021年11月サンクス・ケーキ「秋うらら」
商品名
本店限定2021年11月サンクス・ケーキ「秋うらら」
価格
本体価格1,800(税込1,944円)
販売店
店頭またはマルシェ(オンラインストア)
にて販売中

愛され続けるタルト・タタン。
林檎の自然な色合いを活かした秋色のタルト・タタンをおつくりしました。

アレルゲン

特定原材料:小麦、乳、卵