ラ・テールの基を築き、今に至る職人歴40年以上に及ぶ、グランシェフ中村逸平の知恵と技、そしてドイツで10年の菓子修行経て製菓マイスターの資格を取得したシェフ、バクサ裕子の技とキャリアがタッグを組んで出来上がったバウムクーヘン「大地の樹」。
日本で人気のあるバウムクーヘンは、しっとりふわふわ・・・。でもこれは本場ドイツのものとは別物で、日本独自のものです。
わたしたちが目指したのは、ラ・テールならではの、ラ・テールらしいバウムクーヘンでした。体に、心にやさしいお菓子づくりです。でも、今の日本人の味の嗜好は、やわらかくて、ふんわりした食感のお菓子が人気の傾向。ここからわたしたちなりの、バウムクーヘンづくりのチャレンジが始まりました。
中村グランシェフと開発担当のバクサシェフがパートナーを組んで、開発を始めて1年近く。その間何本のバウムクーヘンを焼いて、試作を重ねたことでしょう。膨大な量の試作の山でした。バウムクーヘンを焼く時の、芯に使う棒の大きさも各種いろいろ焼いてみました。
そして、形も波形やストレートだったり、何層に焼き上げるか・・・、火の入れ方、焼きあがったときの全体のバランス、しっとりとした食感等、いろいろな角度から検討した結果、層の厚みはおよそ4cmと決めました。
表面の仕上げには、ドイツに習って、グラズーア(糖衣)を薄くかけています。
暑い季節と寒い季節では、素材の状態も微妙に変わります。卵の力、バターの温度。素材を合せる時、焼く時の加減に細心の配慮が必要です。
ですから、ドイツでは手間ひまかけて、熟練した職人たちの高い技術の証となりバウムクーヘンを出しているお店は、お菓子屋さんのステータスになっている、ということがうなずける気がします。
こんな試行錯誤の繰り返しの結果、誕生したのが、皆様にお届けしているバウムクーヘン「大地の樹」です。
ラ・テールでは、ドイツで主流となっている伝統的な製法、別立て方(卵黄と卵白に分けて泡立てる製法)を採用し、ベーキングパウダーを使わず、メレンゲの作用を利用して、丹精込めて焼き上げています。乳化剤などの人工添加物を使っていないので、しっかりとした食感に仕上がっていますが、国産はちみつやこだわりの原材料で、昔ながらの製法に忠実に、丁寧におつくりしました。大地の恵みである自然素材の、あるがままの味わいをお届けいたします。
寒い時期や、冷蔵庫に保存した時は、バターが固くなっています。電子レンジでほんの少し、10~20秒ほど温めていただくと、生地の中のバターが温まって、焼きたての風味が再現できます。お試しください。
※機種や温度、バウムクーヘンの大きさによっても温め時間は変わりますので、ご注意ください。
ドイツの伝統的な製法、別立て法(卵黄と卵白に分けて立てる製法)を採用し、ベーキングパウダーを使わず、メレンゲの作用を利用して、手間ひまかけて丹念に焼き上げました。小麦粉、卵、はちみつ、洋酒も少し使っていますが、そのお酒も無添加のものを選び、とことん「無添加」(※食品添加物不使用)にこだわりました。
※写真は中サイズです。
【小】…直径14.5cm 高さ3.5cm 【中】…直径14.5cm 高さ5cm
【大】…直径14.5cm 高さ7cm 【特大】…直径14.5cm 高さ9cm
【取り扱い店舗:ラ・テール洋菓子店三宿本店、フェルムラ・テール美瑛(美瑛本店、札幌丸井今井店、コレド室町テラス店)、オンラインショップ】